3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、若い人たち、とりわけ女の子たちが、性別にとらわれず生きることができる社会に――。写真家、映画監督として活躍し、東京で生きる様々な年代の女性を描いたドラマ「FOLLOWERS」（ネットフリックスで配信中）を監督した蜷川実花さんに話をききました。
日本では女性が年齢を重ねていくことに対して、ネガティブな考えがすごく強い。「こんな服を着ていけない」とか、「もういい年齢なんだし」という声をあちこちでききます。でも私は「着たい服を着て、何が悪いんだろう。そんなに人の目を気にする必要もない」と思ってしまいます。
もうちょっと日本の女性が自分を解放して、肯定してあげることができればいいのに。だって、みんな頑張っているから。「もっと私たちは自分たちを愛していいんじゃないか」という思いがすごくあります。
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東京で幸せを追い求める様々な年代の女性が登場するドラマ「FOLLOWERS」=ネットフリックスで2月27日から世界配信中
「FOLLOWERS」は、毎日頑張っている女性たちの背中をちょっとでも押せる作品になったらいいなと強く願いながら、「明日からも頑張ろうね」という思いを込めました。
「日本のドラマ、女性の描かれ方が画一的」
中谷美紀さんが演じる主人公の奈良リミは、写真家という設定。リミにはもちろん私の要素もはいっていますけど、実はすべてのキャラクターに何らかの私の要素や思いが入っています。女優を夢見て上京し挫折を味わいながらも成長していく百田なつめ（池田エライザ）にも入っています。リミの友人の実業家のエリコ（夏木マリ）は、隣にいてほしい理想の存在ですね。出てくる男性たちは、私の「こういう男性がいたらいいのに」という願いがつまっています（笑）。
日本には素晴らしいドラマがた…
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March 04, 2020 at 11:37AM
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