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高校生の感性、地域活性化に一役 熊本市の3校がプロジェクト | kumanichi - 熊本日日新聞

 「地域の課題解決、私たちが協力します」。熊本市中央区のルーテル学院高と九州学院高、熊本中央高の3校が、地元商店街や同市西区の活性化策などを考えるプロジェクトに取り組んでいる。会員制交流サイト(SNS)活用などを意識した、高校生の新鮮な感覚とアイデアで地域の盛り上げに一役買う。

●風車いっぱい並べ「映える」商店街に

 プロジェクトは、地域課題を見つめ、自ら解決し実行する力を養う目的で、3校の生徒約120人が参加。商店街をテーマにしたグループのほか、自転車マナーの向上など11グループに分かれ、今年7月から月1回ほど活動してきた。

 「風車を商店街にいっぱい並べて『映える』ようにしたい」

 11月、ルーテル学院高。近くの子飼商店街の活性化策を練っていた同高1年の澤村玲来さんたちのグループは検討を重ねていた。

 グループは、かつてのにぎわいがなくなっている商店街の実情に着目。写真共有アプリ、インスタグラムで“インスタ映え”する撮影スポットを商店街内に作り、若者たちを呼び込む狙いだ。

 ペットボトルを材料にした風車は、ルーテル学院幼稚園(熊本市中央区)や九州学院みどり幼稚園(同)の園児たちに制作してもらう予定。若者だけでなく子どもにも、商店街への関心を広げる効果を期待する。

 グループは早速、商店主たちを訪問し、上がったアイデアを提案。清掃活動などすぐに実行可能な案があった一方で、空き家活用には「運営費を稼ぎ、ビジネスとして成り立たせる仕組みを考えるべき」との厳しい助言も出た。

 子飼繁栄会商店街振興組合は「高校生たちの具体的な提案はありがたい。練り直して実現に近づけてほしい」とエールを送った。

●地元の資源再発見 他校と刺激し合う

 一方、西区活性化を研究するグループは、コロナ禍で修学旅行の実施が危ぶまれているのをきっかけに、高校生ら若者を対象にした「西区へ日帰りバスツアー」を発案。宮本武蔵が「五輪の書」を書き上げたとされる霊巌洞や高橋稲荷神社などのパワースポットをはじめ、夕日の絶景ポイントなどを盛り込んだ。また地元産フルーツを使ったスイーツづくりも検討。「若者にも受けると思う。何とか実現させたい」と生徒たちは意気込む。

 そんな生徒たちに「まちづくりに興味を持ち、1人でも地元に残りたいと考えてくれたらうれしい」と同市西区役所の担当者は期待する。

 プロジェクトの広報を担当する九州学院高2年の長田[おさだ]青空[そら]さんは「地域の資源に気付かされるし、他校の生徒たちの意見は刺激になる。活動を重ねるごとにメンバーの距離も縮まっていると感じる」と話した。

 プロジェクトを支援する熊本市の一般社団法人みらいず設計Lab.は「商店街など地域の人たちと触れ合うことによってキャリア選択の幅を広げてほしい」と語った。生徒たちは12日に集まり、グループごとに活動内容を中間発表する。(藤山裕作)

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