御前崎市公募レシピで河原崎さん最優秀学校給食で提供 - 中日新聞

考案した料理を紹介する河原崎希さん＝御前崎市第一小学校で

　御前崎市特産の食材を使った体に良い料理を市民らに昨年公募した市のレシピコンテストで、小中学生の部の最優秀賞に選ばれた同市第一小学校五年の河原崎希（のぞみ）さんが考案した料理が一日、市内の学校給食で提供された。地場産のトマトとシラスなどを使った「磯香あえ」で、子どもたちから「香りが良くておいしい」と大好評だった。　（夏目貴史）

　料理は、トマトや釜揚げシラス、のりなどの食材を麺つゆやごま油であえた。カルシウム不足を補い、血液をサラサラにする効果などが期待できるという。昨年のコンテストで、小中学生から寄せられた二十三点から選ばれた。市学校給食センターの協力を得て、市内七つの小中学校の給食で提供することにした。

　第一小の給食の時間には、考案した河原崎さんが料理の特徴を「トマトやシラスが大好きで、一緒にすれば、もっとおいしくなると思った」と説明。クラスの仲間が食べる前までは「みんなの反応はどうかな…」と心配していたが、おかわりの行列ができるほどの人気で、「おいしいと言ってもらい、うれしいです」と笑顔を見せた。

　コンテストは、食を通じたまちづくりを進める市の取り組みで、今年は「野菜」をテーマに市内の一般と子どもらから公募する。市の担当者は「多くの子どもたちに参加してもらい、地元食材に関心を持ってもらいたい」と呼びかけている。