新型コロナウイルスの影響で中止された第９２回選抜高校野球大会の出場校が「聖地」で１試合ずつ戦う「２０２０年甲子園高校野球交流試合」は８日に組み合わせが決まった。国士舘（世田谷区）は大会第４日の８月１５日第２試合（午後０時４０分開始予定）、センバツの２１世紀枠だった磐城（福島）との一戦に臨む。関係者の意気込みや激励の声を聞いた。【川村咲平、猪森万里夏】
抽選は新型コロナ感染防止のためオンラインで行われ、鎌田州真（しゅうま）主将（３年）が全体の２２番目にくじを引いた。鎌田主将は磐城の印象を問われ「投手力が高い」と述べた。そのうえで「（チームは）段々と雰囲気が良くなってきた。堂々とプレーしたい」と語った。
チームはセンバツの中止が決まった３月中旬以降、約３カ月にわたり全体練習を中断した。今月２～５日には、都内で再び感染者が増加したことを理由に全体練習を再度自粛するなど、予断を許さない状況が続いている。
抽選の後、取材に応じた永田昌弘監督は「対外試合ができず、チームはまだまだ手探り状態」と前置きし「相手は一丸で向かってくるはず。勝って高校野球を終わらせてあげたい」と力を込めた。
硬式野球部員の保護者でつくる父母会の三田達也会長（５２）は「この大変な状況で、甲子園でプレーできるなんて夢のよう。両校とも全力プレーで全国に元気や勇気を与えてほしい」と喜んだ。
部員たちのなじみのラーメン店「萬馬軒（まんばけん）花橙」梅丘店（世田谷区梅丘１）の店員、川畑亮輔さん（３０）は「先日も元気な笑顔を見せてくれた。（試合を通じて）明るいニュースを届けてほしい」と期待した。
〔都内版〕
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July 09, 2020 at 12:05AM
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センバツ交流試合 国士舘は磐城と 鎌田主将「堂々とプレーしたい」 ／東京 - 毎日新聞
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