若葉が初夏の日差しに輝く季節となりました。今が旬のアスパラガスを使ったパパッと手軽に作れる一品をご紹介いたします。
アスパラガスは南ヨーロッパ原産で、古くからあった野菜といわれています。日本での栽培はホワイトアスパラガスが先で、後からグリーンアスパラガスが主流になったようです。
本州では4月下旬頃から6月にかけて若芽が成長し、長さが25センチくらいに伸びた柔らかい茎を収穫します。土寄せなどをして、日に当てずに育てた白いものがホワイトアスパラガス。土寄せなどをせずに日光を当てながら育てた緑色のものはグリーンアスパラガスです。
グリーンアスパラガスはカロテンやビタミンC、E、B群が多い緑黄色野菜。ホワイトアスパラガスはほろ苦く、うまみが濃いのが特徴です。最近はアントシアニン色素を多く含む紫色品種や、桜色の品種なども出回っています。
アスパラガスにはエネルギー代謝や疲労回復に関わるアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が豊富。名前の通り、アスパラガスから発見されたといわれています。
節々にあるハカマはそのまま食べられますが、食感が気になる場合はピーラーなどでむいてください。根元近くの皮もピーラーなどでむいてから使うと食感が良くなります。根元から4分の1くらいの長さまでむくのがオススメです。穂先が締まっており、緑が鮮やかで、太くまっすぐに伸びているもの、切り口がみずみずしいものが新鮮です。
今回はベーコン、じゃがいもと一緒にオリーブオイルで炒めて、しょうゆ、粒マスタードで味付けするシンプルなレシピです。アスパラガスはもともとうまみを持っているので、手間をかけなくてもおいしくいただけるうれしい食材です。火が通るのも早いので、ぜひ作って春を味わってみてください。
◆材料(2人分)
1人当たり143キロカロリー、食塩相当量0.9グラム
ベーコン30グラム、じゃがいも150グラム、アスパラガス100グラム、オリーブオイル小さじ1、しょうゆ小さじ1、粒マスタード小さじ1、黒こしょう適宜
◆作り方
(1)アスパラガスは下4分の1程度の外側の皮をピーラーでむき、4等分の長さに斜めに切る。じゃがいもは7~8ミリ厚さの拍子木切り、ベーコンは7~8ミリ幅に切る。
(2)フライパンにオリーブオイルを入れて中火で温め、じゃがいも、ベーコンを入れて炒める。
(3)じゃがいもに火が通ったらアスパラガスを加え、2分程度炒める。
(4)火を止め、しょうゆ、粒マスタードを加えて手早く混ぜる。
(5)皿に盛り、黒こしょうをふる。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。
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