乳幼児に食べさせるおやつについて悩む親たちをサポートしようと、西条市が不足しがちな栄養素を補う手作りのおやつレシピ冊子「9か月からのたのしいおやつ」を作成した。市の管理栄養士が中心となって手がけ、担当者は「『第4の食事』と言えるもので、正しい知識を学んでおやつの価値を考えてほしい」と利用を呼びかけている。(浜畑知之)
同市の実施する子育て相談には、「どのようなものをあげたらいいかわからない」「大人が食べるおやつと何が違うのか」といった疑問が度々寄せられていた。市は今回、管理栄養士たちの監修で、生後9か月から食べられ、不足しがちな栄養を補うレシピ集を作った。
乳幼児は胃がまだ小さく、消化の機能も十分に発達していない。おやつは1日3度の食事で摂取しきれないエネルギー源や栄養を補う「第4の食事」として必要という。監修に加わった管理栄養士の平川
冊子は「9か月からのおやつ編」と「1歳からのおやつ編」に大別した。9か月編では水分を多めにした軟らかいおにぎりとサンドイッチを紹介。ホウレン草を使って鉄分を補給する工夫などが盛り込んである。乳幼児が手づかみで食べようとし始める時期でもあり、「(調理は)お子さんの手の大きさを目安に」とアドバイスする。
1歳編では、いも類、野菜類、小麦粉、大豆類、果物・乳製品の五つに分類した計12品を紹介する。ゆでてつぶしたサツマイモにバナナを加えて作る「さつまいものきんつば」では、「じゃがいもやかぼちゃを使ってもおいしくできます」などと代替の食材を提案するなど、調理する側の負担軽減にも配慮した。与える量や時間、市販のものを選ぶ場合のポイントにも触れている。
子どもは食べ物を手やスプーンでぐちゃぐちゃにしたり、飲み物の中に入れたりするが、「初めてのことに挑戦して学んでいるサインで、遊び食べは成長するために必要な行動」と伝える。
平川さんは「おやつや食事は食感や味覚、嗅覚などを刺激して養う機会。成長する過程を見守ってほしい」と話している。
冊子はA5判16ページ。西条市内の保健センターで無料配布されているほか、市のホームページからもダウンロードできる。
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