新型コロナウイルスの感染者が中国で激増していた2月のある朝、産経新聞中国総局の郵便受けから中国紙の束を取り出すと、環球時報の大見出しは「世界が感嘆した激動の2019年」だった。
何をいまさら、と少し驚いたが、よく見ると各紙とも日付は昨年12月31日だ。
一瞬、タイムスリップしたのかと思い頭がくらくらした。あるいは中国の故事「一炊の夢」のごとく、感染拡大による混乱の日々は一夜の夢だったか。総局スタッフに日付を確認して、数十秒の妄想から覚めた。
業者の配送ミスが原因だったのだが、12月31日という日付が引っかかった。「原因不明の肺炎」について湖北省武漢市当局が初公表した日だ。天からの叱責かもしれないと感じた。
もし昨年末に戻れたら、むろんウイルスの脅威に警鐘を鳴らす記事を猛烈に書くだろう。少しは日本と世界の現状に違いをもたらすことができたかもしれない。だが現実は、1月中旬まで2週間以上も新たな感染者が十数人にとどまり、「人から人」感染も「明確な証拠はない」「限定的」とした中国側発表に引っ張られた。実際は爆発的な感染拡大が起きていたのに。
「過去に戻ってやり直したいこと」がまた増えた。名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などのタイムスリップ映画に引かれてしまうゆえんか。(西見由章)
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March 18, 2020 at 07:31AM
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【北京春秋】タイムスリップしたい - 産経ニュース
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