
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、英政府は学校の休校措置に加え、レストラン、カフェ、バーなどに閉鎖令を出した。スポーツクラブ、映画館、劇場、レジャーセンターなどもなるべく早く閉鎖するよう要請され、22日現在、多くが閉鎖している。ただし、日用品の買い出しは許されている。
海外渡航は禁止されてはいないが、「必須」の場合を除き、自粛するようアドバイスが出ている。
英国では、21日午前9時時点で7万2818人が検査を受け、5018人が陽性となった。死者は233人である。
事態を悪化させないため、英国に住む人全員ができうる限り、他者との接触を避けること(「ソーシャル・ディスタンシング」)が推奨されている。
参考
BBCニュース Coronavirus: What are social distancing and self-isolation?
特に
-70歳以上(健康状態の良しあしにかかわらない)
-妊婦
-70歳未満でも呼吸器系の持病、心臓病、神経系の病気、免疫が弱い人、糖尿病の人、超肥満の人(BMIが40以上)、例年インフルエンザの予防接種を受ける必要がある人などに推奨されている。
「ソーシャル・ディスタンシング」の内容は、
-新型コロナウィルスに感染していると思われる人を避ける
-必要時以外、公共の交通機関を使わない
-できうる限り、在宅勤務
-パブ、クラブ、劇場、そのほかの社交的なイベントには出かけない
-友人や(普段は一緒に住んでいない)家族と集まることも避ける
-主治医に連絡を取るときは、電話やオンラインを利用すること。
逆に、やっていいことは
-国民医療サービス(NHS)のウェブサイトなどを見て、自宅で運動する
-家でできることを楽しむ。読者、料理、ラジオやテレビを見るなど
-健康的な食事をとる
-窓を開けて、新鮮な空気を家に入れるようにする
-戸外を散歩あるいは走ること。ただし、ほかの人と2メールほど距離を取る
など。
上記に加え、熱が37・8度以上あり、継続して咳が出る、呼吸困難になるなどの症状がある場合、自己隔離(self-isolation)の必要がある。
一人暮らしであれば、7日、家族の中の一人がこの状態である場合は、家族全員が2週間自己隔離すること、である。
人々の暮らしは、どう変わったのか。現在の状況をお伝えしたい。
散歩やジョギングする人が増えた
22日は、英国では「母の日」だった。しかし、70歳以上の高齢者を家族といえども訪れることは控えるようにという自粛令が出ているので、「母の日を家族で一緒に祝う」ことが難しくなった。電話やオンラインでのコミュニケーションに限られてしまった。
学校に加えて、レストラン、バー、パブ、スポーツクラブの等の閉鎖要請が出たために、市民は「自宅にこもる」、「自宅近辺を歩く・走る・車か自転車で移動する」、「日用品を買いに行く」ぐらいしか、やることがなくなった。
筆者が買い物に出かけるために外に出ると、散歩をしたり、ジョギングをしたりする人が多い。そのほかの大部分の人は、大きな買い物用バッグを下げて、スーパーに向かう途中である。
ロンドンでは、バスや電車が動いているが、地下鉄駅が40ほど閉鎖されている。わざわざ公共の交通機関を利用して、感染でもしたら大変ということなのか、通りからバスの中を見ると、ほとんど乗客がいない。ロンドン中心部の写真がネット上にアップロードされているが、「ゴーストタウン」状態だ。
筆者は、家の掃除、整理整頓、洗濯などをいつもよりは時間をかけてやったり、積んどく状態だった本を手にしたりしている。
スーパーはすぐに棚が空になる
結構大変なのが、日々の買い物だ。
トイレットペーパーや食料品の一部があっという間に売り切れるので、どのスーパーも早朝の1時間を「高齢者用」としているが、それでも瞬時にモノが売れてしまう。
筆者は、近所の高齢者用にこまごましたものを買いに出かけているが、いくつかの店を回らないと全部そろわなかった。
スーパー大手は、数千人規模の従業員を新たに雇用する計画を立てている。
22日朝の時点では、筆者の家の近くの大手スーパーでは割とまだ商品が残っていた。ただし、トイレットペーパーは売り切れていたが。もう2週間ぐらい、トイレットペーパーが棚にある様子を見たことがない。
隣人同士の協力体制
隣人同士の協力体制が自然に出来上がり、地域の高齢者を助けるためにフェイスブックにページができた。
隣人は手を殺菌するための液が入った大きなボトルを持ってきてくれたり、「安く買えたから」とお米の袋をくれたりする。私も高齢の女性の買い物支援をしているので、お互いに助け合っている。
通常だったら、親しい人の間では挨拶として頬にキスする習慣があるが、今はできなくなった。微笑んで、「元気?」などというぐらい。握手さえもしなくなった。
本当に大量に感染者は出るのだろうか
このソーシャル・ディスタンシングの方策がいつまで続くかはわからない。
英首相は「今後12週間」、つまり3か月ほどを一つの区切りと考えているようだが、見通しはしにくいという。「年内いっぱいは続く」という専門家もいる。
22日時点で、世界中で新型コロナウィルスに感染した人は30万人を超えた。死者は1万3000人以上。感染後に回復した人は約9万3000人となったが、イタリアでは約5万3000人が感染し、死者は約4800人。
今後、英国はイタリア並みになるのだろうか。
今は頭の上に屋根があり、水道の蛇口を開ければお湯がでる状況を非常にありがたいと筆者は思っている。
一方、レストランや劇場が閉鎖されたことで、職を失った人が続々と出ており、政府は、20日、財政支援を約束した。従業員の雇用を維持した企業に対し、その給与の最大8割(1人あたり月額最大2500ポンド=約33万円)を支給するものだ。
太っ腹な政策だが、「フリーランスをカバーできていない」といった声も上がっており、今週中にさらなる支援策を考案せざるを得なくなるかもしれない。NHSスタッフに十分な医療器具が支給されるかどうかも懸念の1つだ。
英国では、ほとんどの人が新型コロナウィルスの感染者を直接知らないこともあって、「とにかく、大変らしい」と思いながら、ソーシャル・ディスタンシングを実行している。目に見えない不安である。このまま、終息してほしいというのが多くの人の願いだ。
前回も書いたが、日本ではまだ検査数が少なく、感染者数も少ない。英国やほかの欧州諸国のような「ロックダウン(閉鎖)」も強要されていない。もしそうなったら・・・と思うと、かなり心配になる。
もし万が一そうなっても、少なくとも心は元気に生きられるよう、政策立案につく方には他国の例を十分に参考にしていただきたいと思っている。
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March 22, 2020 at 08:50PM
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新型コロナ 感染拡大を防ぐための「ロックダウン(閉鎖)」で市民の生活はどう変わったか(小林恭子) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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