新鮮フルーツサンド人気 大分市のたかじょう青果「旬の味を楽しんで」 - 大分合同新聞

新鮮なバナナ、マンゴー、ブルーベリーなどのフルーツサンド

　【大分】大分市高城本町の「たかじょう青果」で手作りしたフルーツサンドが人気を呼んでいる。青果店の強みを生かし、当日入荷した桃やマンゴー、メロンなど新鮮な果物を使用。６月末の販売開始直後から、インターネットの会員制交流サイト（ＳＮＳ）を中心に人気が広がり、１日当たり約２００個が３時間で完売する日もある。
　たかじょう青果は２０１７年１０月、市公設地方卸売市場（同市豊海）内にある青果卸業者「スカイファーム」（鈴木亮社長）が設立。主な顧客の主婦や高齢者だけでなく、若い女性を呼び込み「八百屋の年齢層を広げよう」（中野尊雄（たかお）常務取締役）と手軽に味わえるフルーツサンドに着目した。
　午前９時の開店から、店内にある調理室で作業が始まる。調理員が果物を大ぶりに切り、生クリームと一緒に食パンに挟んでいく。果物が目立つように、パンの断面はより広く見える三角にカット。同１０時半頃から順次、店頭に並べる。値段は１個３８０～６８０円（税別）。
　７月末には会社員や親子連れ、高齢夫婦らが次々に訪れ、複数種類を購入する姿も。初めて来店した市内の５０代女性は「ＳＮＳを見て来た。八百屋だから、果物が大きく新鮮なのが魅力」と話す。同青果によると、遠くは佐伯市や姫島村からの客もいたという。
　石本英里店長（３９）は「おいしい果物を食べてもらいたい。お客さんがボリュームに感動し、広めてくれている」と感謝。中野常務（４２）は「フルーツサンドをきっかけに旬の果物や野菜に触れ、四季を楽しんでもらえれば」と話した。
　定休日は日曜日。営業は午前９時～午後６時。フルーツサンドは売り切れ次第、終了する。問い合わせは同青果（☎097-553-5608）。

※この記事は、8月12日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。

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