新緑がまぶしく、爽やかな初夏の風を感じられるようになってまいりました。今回はそんな季節に旬を迎える、スナップエンドウを使ったレシピをご紹介致します。
スナップエンドウは一九七〇年代にアメリカから来た品種で「スナップ=ポキッと折る」エンドウ豆という名が付いた食感が特徴の野菜です。当初はスナックエンドウとも呼ばれていましたが、農林水産省によりスナップエンドウと呼ぶように統一されました。四〜六月頃が旬で、ほんのり甘味があります。
グリーンピースの改良種で、グリーンピースは豆が大きくなるとサヤが硬くなってしまいますが、スナップエンドウは豆が大きくなっても肉厚のサヤごと軟らかいままいただくことができます。筋だけは硬いので取り除きます。
絹さやとスナップエンドウはサヤごと食べられるので「さやえんどう」と総称される事があります。が、「さやえんどう」と言うと絹さやのイメージも強いようです。
エンドウにはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンK、葉酸、食物繊維などが含まれています。スナップエンドウの栄養をグリーンピースや絹さやと比べると含有量が少なめではありますが、手軽にたくさん食べやすいので、旬の時期は積極的に食卓に取り入れるのがオススメです。
さっと三十秒ほどで取り上げてしまうのが色良く仕上げるポイント。また塩を入れてゆでることでさらに緑色がきれいになります。
動画では、ささみにふっくら火を通し、ジューシーに仕上げる方法もご紹介しています。ゆで汁も余す事なく利用した野菜スープもご紹介しています。もち麦をゆでた後の少々粉っぽい味わいが気になる方はかき玉汁にしても良いと思います。
野菜がたくさん食べられて食物繊維もたっぷり、タンパク質も取れるパワーサラダ。ぜひ作ってみてください。
◆材料 2人前(244キロカロリー 塩分1.5グラム)
もち麦25グラム/ニンジン50グラム/コーン(冷凍)50グラム/スナップエンドウ100グラム/鶏ささみ肉2本(100グラム)/サニーレタス2枚/ミニトマト6個/塩小さじ1/4(1.5グラム)/酢小さじ2/オリーブオイル小さじ1/黒こしょう適宜/粉チーズ大さじ1
◆作り方
(1)鍋に湯を4カップ(800cc)沸かす。
(2)沸かしている間にスナップエンドウの筋を取り、ニンジンを1センチ角に切り、ミニトマトを洗い、サニーレタスをちぎる。ささみは冷蔵庫から出しておく。
(3)もち麦を入れてまず10分ゆでる。
(4)10分たったらもち麦をゆでている所にニンジンも加え、4分ゆでる。
(5)4分たったらコーンも加え、1分ゆでる。
(6)もち麦とニンジン、コーンをザルに上げる。
(7)残りの湯に塩小さじ1/2(3.0グラム)を加え、スナップエンドウを30秒ゆでてザルに上げる。
(8)残りの湯を再び沸かし、沸いたら鶏ささみを入れフタをして火を止め、8分置いて取り出し粗熱が取れたら手で割く。
(9)塩、酢、オリーブオイル、黒こしょうを混ぜてドレッシングを作る。
(10)皿に食材を盛り付け、ドレッシング、粉チーズをかける。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。
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