県食材で健康レシピ本岐阜の法人「脳活」「腸活」「筋活」３分類 - 読売新聞オンライン

　岐阜の食材を使って手軽に調理できる健康レシピの普及活動を行う一般社団法人「ぎふおウチごはん協会」（岐阜市）が、「食べて予防　そなえごはん　脳活×腸活×筋活４３レシピ」を出版した。同協会初のレシピ本で、「作って食べて楽しい一冊。健康長寿のまちづくりに貢献できたらうれしい」とＰＲしている。

　同協会は２０２０年、薬膳師や管理栄養士らが設立。新型コロナウイルスの感染拡大で外食を控える人が増える中、毎日の献立作りに困っている親たちを助けたいと、レシピ動画の発信や、オンラインセミナーの開催などに取り組んできた。

　レシピ本はＢ５判３８ページ、税込み３５０円で、「生活習慣病や認知症は食べて予防する」がテーマ。サバ缶と水煮大豆、白ごま、かつおだしパックから作ったベーススープを基にした６種の彩りスープや、低カロリーで高たんぱくの「麩（ふ）」を活用したどんぶりやカツ、こうじを使った料理などを「脳活」「腸活」「筋活」のくくりに分類して紹介している。

　イチゴやタマネギなど、それぞれの食材に調味料を加えてご飯と炊き込む「ベジごはん」や、ＪＲ岐阜駅前の信長像にちなんだ黄金色の料理「開運！黄金レシピ」などアイデアあふれる品々も掲載。地産地消を推進するため使用した食材の購入場所も載せた。

　７日には、岐阜市内で発表会が開かれ、同協会代表理事で薬膳師の後藤香陽子さんが「自分で調理することで脳は活性化するので、女性だけでなく男性も読んで料理に参加してもらいたい」と話した。

　初版はＪＡぎふの支援を受けて約１０００部を製作。岐阜市西荘の後藤書店で販売するほか、同協会の公式サイトでも販売している。

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