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病気の予防にそなえごはん 「ぎふおウチごはん協会」がレシピ本 - 朝日新聞デジタル

 食事から認知症生活習慣病などを予防しようと、岐阜市の一般社団法人ぎふおウチごはん協会が、初のレシピ本「食べて予防 そなえごはん~脳活×腸活×筋活~」を発刊した。県産の野菜や食材を使ったメニューで体の中から健康長寿になってもらおうと、レシピ本を企画した。

 協会は2020年9月、コロナ禍でご飯の献立に悩む人とともに県産食材の生産者を応援しようと、薬膳師の後藤香陽子さんが料理教室の講師やウェブデザイナーらに声をかけて設立した。調理時間を短縮し、簡単でおいしい地産地消レシピを開発。生産者の情報なども含めてSNSで発信している。

 レシピ本では、認知症予防のほか、フレイル予防や子どもの記憶力、集中力向上、生活習慣病の予防など、さまざまな「備え」に合わせた料理43品を紹介している。

 後藤さんは「脳を元気にするスープ」を考案した。ベースとなるスープは、サバ缶と水煮大豆、白ごまをかつおだしで煮込む。枝豆=緑、トマト=赤、カレー=黄、カリフラワー=白、みそ=茶、黒ごま=黒の6色のスープにアレンジして毎日飲んでもらう。

 枝豆に含まれるレシチンは脳内の神経伝達物質をつくる。カレーに使うターメリックのクルクミンは記憶力がアップする効果が見込めるという。

 副理事の馬場美穂さんは、本巣市で製造された麩(ふ)を使ったオムレツやフライなどの料理4品を提案。麩は低カロリー、高たんぱくで消化吸収がよく、食材との組み合わせで筋力を補ったり、コレステロールの排出を助けたりするという。

 ほかにも、日本の伝統調味料こうじを使った腸活レシピ、県産野菜でつくる「ぎふ野菜で人生100年レシピ」、JR岐阜駅前の信長像にちなんで黄金色に炊き込んだご飯やカレー味のピクルスなどを紹介した「美と健康の開運!黄金レシピ」なども掲載されている。

 協会は、9月16日に「そなえるごはんクッキングセミナー」を開くほか、食材とのセット販売なども検討している。後藤さんは「健康の土台は食にある。地域の野菜や食材をおいしく食べて、みんなで健康長寿をめざしたい」と話す。

 レシピ本はB5判、38ページ。発刊にはJAぎふの地域活動支援基金「みのっ太基金」の助成を受けた。1冊350円(税込み)で、協会の公式サイトから購入することができる。問い合わせは、ぎふおウチごはん協会(058・233・5551)へ。(松永佳伸)

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