滝川直広
人口10万人あたりの100歳以上の比率が全国平均の3倍を超える京都府京丹後市が、長寿の秘密をさぐったレシピ本を出版した。カギになる「腸内フローラ」を育てる「腸活レシピ」を掲載している。
題名は「百寿人生のレシピ」。2013年に第1版が出版され、今回で第4版。同市では、17年度から府立医大と市立弥栄病院が長寿に関する共同研究を進めており、その成果が反映された。
府立医大の内藤裕二教授は、レシピ本に寄せたコラムで、京丹後市の高齢者の腸内細菌には「酪酸産生菌」が多い特徴があることを紹介。腸内細菌が生み出す酪酸は、ヒトの免疫や筋肉の維持に関係しているとされ、この地域の高齢者は免疫力が強く、筋力低下している人が少ない傾向がある。酪酸産生菌の生存には食物繊維が必要で、根菜類や海藻などを摂取する食生活の影響が推定されるという。
レシピ本には、京丹後の人たちがこれまで食べてきた、ワカメを甘辛く煮た「わかめのパー」などの郷土料理9品を掲載。こうした料理を食べる機会が減っている若い世代向けに、クラムチャウダー風の豆乳味噌スープ、海藻入りザワークラウト、切干大根と大豆のカレーなど10品を紹介している。
B5判48ページで1部税込み495円。全国の書店で注文・購入できる。(滝川直広)
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