往復食簡：タサン志麻さんのレシピポークチャップ - 毎日新聞 - 毎日新聞

今回のテーマ＝ご飯がすすむ満腹おかず

野菜に味をつけすぎない

　子どもたちが好きなので、家では濃厚なケチャップ味のおかずをよく作ります。これは、うちの食卓にもよく登場する一品。今回はボリューム重視！で、トンカツやソテー用の厚切りの豚肉で作ります。小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭は、肉を軟らかい鶏もも肉に替えてもいいですね。塩コショウでしっかり味をつけておきます。

　炒めものの基本は、セロリと牛肉のオイスターソース炒め（7月24日掲載）でお伝えした通り、肉と野菜を別々に炒めること。先に野菜を強火でサッと炒め、ザルに上げておきます。これで野菜のシャキシャキ感を残すことができます。

　次に、同じフライパンで肉を焼き、ケチャップで味つけします。野菜は最後に戻し入れて、サッと絡める程度に。野菜に味をつけすぎないのがポイントです。薄味の野菜と、しっかり味がついた肉。二つの味のメリハリがあることで、飽きずに食べ続けることができるのです。

　味つけにニンニクを加えたら、よりガッツリおかずにパワーアップ。食べ盛り男の子がいるご家庭でも、きっと満足していただけるはず。お弁当のおかずにもピッタリですよ。