萩生田光一文部科学相は13日の閣議後記者会見で、選抜高校野球大会が新型コロナウイルスの感染拡大で中止となったことに関し「主催者の判断を尊重したい」との見解を示した。その上で「夢の切符を手に入れたにもかかわらず、このような事態になったことは気の毒だし残念。夏の大会に向かって頑張ってもらいたい」と配慮も述べた。

政府は感染拡大防止のため、大規模イベントなどの自粛や全国の小中高校などを一斉臨時休校にするよう要請。日本高野連は11日に中止を決めた。3月に予定されていた他競技の高校選抜大会も相次いで中止となり「野球だけ特別扱いではなく、それぞれ皆さんが悲しい思いをしていると思う」と話した。(共同)